森博嗣著「ツンドラモンスーン」を読みました。
「つぶやきのクリーム」に始まるエッセイシリーズの新刊です。毎回100個のテーマがあって、それぞれを語られています。
森博嗣さんならではの切り口で語られる内容は、そのテーマごとに考え直すきっかけにもなっているような気がして毎回楽しみなシリーズです。
タイムリーな時事ネタのようなところにも着目されていて、面白いのです。かと思えば、フルーチェについて書かれていたりして、ユーモアというかチャーミングというか。
今回は「青い鳥を探しています」症候群の人が増えている、というテーマが感慨深かったです。なんだか、自分のことを言われているような気がしてと言うと自己顕示欲とも捉えてしまいがちですが、案外こういうことって認識しておくことが大事かなと思っています。
度肝抜かれると言うか、なるほどと思ったのは「果物や野菜の漢字は難しい。どれもキラキラネームである。」というお話です。テーマを見るだけで、内容が気になってくるのも森博嗣さんだからこその着眼点かもしれません。
兎にも角にも、1冊から日常を読み解くと日々の暮らしにはいろんなことが詰まっているな、としみじみ。森博嗣さんのような気づきがあるかどうかの違いなのだろうか、というところで落ち着いておこうと思うこの頃です。