よしもとばなな著「人生の旅をゆく2」を読了しました。
よしもとばななさんのエッセイ集となっているこのシリーズは、ばななさんの日常、人間関係だとかが記載されています。なんと言うか、きれいごとで綴られているのではなくて、お腹の中に貯めておいてしまいそうなことを敢えて綴っているようなそんな感じのする内容です。
だから、家族関係のことだとか、妊娠中のことだとかも包み隠さず綴られているような気がします。どことなく、ばななさんの小説の世界を感じる生活の一部だとか、大人になればなるほどやってしまいがちなことを綴っているあたりによどみない感じがしました。
私は、20歳を過ぎてからばななさんの小説を読むようになり、そこからエッセイだとかも読むようになりました。10代の頃は、それなりに読書はしていたものの、ばななさんの作品には触れられない何かがありました。20歳を過ぎて社会人となり、なんとなしに出会った時、たしか「キッチン」を読みました。そのときの自分が読みたいジャンルとしてグッとハマリ、「まぼろしハワイ」、「もしもし下北沢」だとかを貪るように読んだことを覚えています。
本を読むときに、小説だったり、エッセイだったりとありますが、1冊の中のどこかに自分に通じる何かを感じ取れるものや自分に足りないものを見つけた気持ちになれる本に出会うと読書している時間がより充足した気持ちになりますよね。
今回の「人生の旅をゆく2」は、そんな気持ちになった1冊でした。

人生の旅をゆく(2) [ よしもとばなな ]
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