はじめに…

日々ごはんシリーズの頃から大好きな料理研究家・高山なおみさんの日記ものである、「明日もいち日、ぶじ日記」高山なおみ著を読みました。

読書感想

「明日もいち日、ぶじ日記」では、日々の朝晩のごはんのこと、その日起きたこと、旦那さんであるスイセイさんとのやりとりだとか、とりとめのないことだけれど、高山なおみさんの言葉で綴られている日々は、どれも心に響きます。

日々ごはんシリーズだとかで名前を何度も拝見したことのある編集者さん、カメラマンさん、高山なおみさんの友人達、その誰もが、私の直接的な知り合いでもないのに、文章で目にするとなんとも温かな懐かしい気持ちになりました。高山なおみさんの文章とは、そういう気持ちにさせてくれる温かみのあるものだとつくづく感じました。

明日もいち日、ぶじ日記の内容は、数年前の日々の出来事が記されているけれど、どこも古びた気持ちにならないような日常が繰り広げられているところも安心して読めました。当時のテレビドラマだとかの話は、その当時にしか共感できないものかもしれないけれど、それでもその当時を想像するヒントになるようなものだと思えば、違和感なく読めました。

最後に…

高山なおみさんの日記ものやエッセイを読むとき、私は大抵その文章の中にのめり込むかのような気持ちになってしまい、普段以上のスピードで読み進めてしまいます。読み進めることが勿体ないような気持ちと先を知りたいような気持ちが葛藤するかのような感じです。

そして、また少し間を置いてから読み返します。天気だとか季節の移ろい、日々の食卓、夫婦の会話、家族の様子、いろんな様子を読みながら窺うような気持ちになれる1冊です。