はじめに…

高山なおみ著「押入れの虫干し」を再読しました。
「押入れの虫干し」は、料理研究家である高山なおみさんの自伝的な物語です。

読書感想

幼い頃の記憶を辿るようにして語られる高山なおみさんの物語は、その当時の感覚をリアルに感じ取らせてくれるような感覚になりました。
高山なおみさんの幼い頃の近所の様子、家族の様子、自分のことを幼い頃の自分の感覚を思い出しながら綴られるエピソードは、生々しく感じてしまいました。
その当時のことを綺麗な部分だけを切り取って伝えるのではなく、日常の取り留めのないことから生まれる家族の言葉があることで高山なおみさんの物語のありのままが表現されていたように思います。
この「押入れの虫干し」は高山なおみさんの少女時代のエピソードだとかが濃厚でしたが、食べ物にまつわる思い出が随所に見受けられるのは、高山なおみさんらしさが溢れていました。

最後に…

数年振りに引っ張りだしてこの作品を読んでみたのは、高山なおみさんの物語に少しでも共感するところがあったからだと思います。

押し入れの虫干し [ 高山なおみ ]
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