はじめに…

アフロ記者という個性にも興味を持ち、「魂の退社-会社を辞めるということ。」稲垣えみ子著を読みました。

読書感想

「魂の退社-会社を辞めるということ。」は、著者の稲垣えみ子さんが、50歳というタイミングで会社を辞めたことを本書で綴られています。

以前は、お給料で好きなように買い物や食事を楽しんでいた稲垣さんが物をあまり持たず、シンプルな暮らしになった経緯も語られています。
なにより、稲垣えみ子さんのヘアスタイルがアフロであることがインパクトが強いと思ったのですが、冒頭でアフロにされた理由を「とにかく何でもいいから変化が欲しかっただけである。」と綴っていることに親しみを覚えました。
仕事のこと、働くということ、お金のこと、生きる上での大切なことに気づきを与えてくれるような内容でした。稲垣えみ子さんが新聞記者時代に、転勤を経験したことで見えてきたこと、社内の人間関係のことにも触れていて、読んでいる人にも通じることは多々あると思います。

私はそれまでずっと、何かを得ることが幸せだと思ってきた。しかし、何かを捨てることこそが本当の幸せへの道なのかもしれない……。(引用:「魂の退社-会社を辞めるということ。」本文より)

 

仕事とは、突き詰めて言えば、会社に入ることでも、お金をもらうことでもないと思うのです。他人を喜ばせたり、助けたりすること。つまり人のために何かをすること。(引用:「魂の退社-会社を辞めるということ。」本文より)

 

「つながり」がこれからの社会のキーワードだと言う人がいるし、私もそう思うけど、つながるためにはまず一人になることが必要なんだ。(引用:「魂の退社-会社を辞めるということ。」本文より)

いくつか本文の中での稲垣えみ子さんの言葉から、印象深かった箇所を抜粋しました。退社前の稲垣えみ子さんが仰るところの金満時代、退社を決意してからの期間、退社後の現在に至るまでで、稲垣えみ子さんのエネルギーのポジティブさに感銘しました。

稲垣えみ子さんが、退社されてから海外へ長期旅行へ行かれた際、外国の人々との会話で、退社して今後のことが決まっていないと伝えたときの人々の反応と日本で知り合いへの退社の報告をした際の反応の音さについて述べられていましたが、稲垣えみ子さんが仰るとおり、退社をすることは決してネガティブなものではない、と思います。

私自身も、幾度か転職をしていることからも退社を伝えるときの周囲の反応は経験しています。だからこそ、現在の境遇だとかに不満をぼやくよりも、何か自分で見出すことの楽しさだとかを経験したことは得がたいものです。

最後に…

「魂の退社-会社を辞めるということ。」は、著者の稲垣えみ子さんが、銭湯へ行かれたときのコミュニケーション術を含め、この1冊の中で見習うべきことや参考になることをいくつか発見できたような気がします。