はじめに…

カマタミワさんのブログを見て、日常にユーモアを添えるセンスがただならぬと感じたカマタミワさんの本、「半径3メートルのカオス」カマタミワ著を読みました。

読書感想

「半径3メートルのカオス」は、イラストエッセイなので、楽しく気軽に読めました。イラストレーターのカマタミワさんは、面白い人に会ったら、忘れてしまうのがもったいなくて毎回日記に書いていたもので、特に好きだった人たち、面白かった人たちのことを漫画にしてまとめたのが、この「半径3メートルのカオス」です。

最初から最後まで、本当に濃いキャラが登場して面白かったのですが、カマタミワさんが以前通っていた美容院のアシスタントの女の子について描いている話のところでは、ボキャブラリーが独特な女の子に弱いのかもしれない、と綴られていてなんだか納得してしまいました。ボキャブラリーが、予想と反する言葉が出てきたときの面白さはハマる、なんてものでは済まされない楽しさがあります。

また、カマタミワさんが出会った電気屋のお兄さんに至っては、最初から最後まで真顔で接客してきたことから、新しい萌えが芽生えた、とコメントされていて、カマタミワさんのユーモアも出会った人々に負けていないことが伝わってきました。

ほかにも、カマタミワさんの台湾への一人旅の様子、家族旅行、友人との旅行だとかも描かれていました。カマタミワさんの脳内のペリーには抱腹絶倒です。

カマタミワさんがいろんな場所でいろんな人との出会いや絡みがあることに、そういう人っているよね、と思いつつ、カマタミワさんだからこその面白さがありました。また、銀行で出会ったお年寄りとのやりとりでは、カマタミワさんの優しさが伝わってきました。人を呼び寄せる力は、笑いだけではなく優しさだとか人情をも語りかけてくるようでした。

最後に…

「半径3メートルのカオス」を読んでみて、あとがきでは、18年ほど日記を続けていることや面白いひとに出会った時には絶対に日記を書くようにしていること、面白い人に出会った経験は宝物、とカマタミワさんが綴っていたところに、日々のどこかに楽しさを見つけている姿が垣間見えました。