はじめに…

強烈なインパクトを放つタイトルに惹かれ、「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」ジェーン・スー著を読みました。

読書感想

「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」は、一見、攻撃的な印象を受けるタイトルですが、内容は至ってまともで働く女性のあれこれや女性について、家族とのこと、友人とのことが描かれていました。

2010年あたりから「女子」という言葉が年齢とは無関係に使われるようになったことで多様化した「○○女子」について、大人の女性向け雑誌のコピーでは板垣退助を思い出す、といったところから始まった「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」は、頷きたくなるところ、気づきを与えてくれるところが多々ありました。

「○○女子」や年齢に関係なく「女子」とカテゴライズされるところに関しての言及は、まさに!であり、ジェーン・スーさんの言葉に頷くばかりでした。

世間で女子特有の行動とされているものは、合理性と無縁の地に存在しています。「なんとなく」が立派な理由になる。なんとなく、にもホントは理由があるんだけど、それを説明するのが無粋なのが、女子。(「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」本文より抜粋)

この言葉に集約されていることが、日頃の私のみならず、女性なら経験したことのある日常だと思いました。女性同士の会話でも、多くを語るなかれ、な雰囲気なことがあることも、これに含まれるのだろうな、としみじみとしました。

拝金し続けるって、反商業的にていねいに暮らすのと同じくらい、集中力が必要なのではないでしょうか。ていねいな暮らしを積み重ねるネオ清貧と、マネーを武器にハイクラスな毎日を送る拝金ニューエイジ。どちらにも、エクストリームな信念が必要です。(「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」本文より抜粋)

ここでもまた、それだよ、それ!となる私がいました。テレビ番組や雑誌、SNSいろんな媒体で時代の潮流が変化しますが、そこで見えてくる人々の暮らしにまつわるアイコンの存在が、この箇所に集約されいていると思いました。

どちらにも人々を惹きつける素晴らしさや輝きが感じられます。それを続けられるかどうかはジェーン・スーさんのお言葉通りエクストリームな信念が必要なのだろうな、とつくづく考えました。

また、ジェーン・スーさんのお父様との関係が述べられているところでは、自分の家族に置き換えたときにも今後自分自身に起こり得ることだと思いました。生活していく上で親との関係の距離感もお互いに適切な距離でないとストレスになってしまうな、と現在の生活と照らし合わせてみても思い当たる節がありました。

最後に…

「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」では、タイトルのインパクトも然ることながら、ジェーン・スーさんの軽妙な切り口で綴られる様々なことを面白おかしく読みながら、同時にいろんなことを考える1冊となりました。