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【読書感想】残るは食欲

読書
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はじめに…

阿川佐和子さんの描く食べ物の話は、どんな内容だろうと興味がわき、「残るは食欲」阿川佐和子著を読みました。

読書感想

雑誌で連載されているエッセイをまとめたものが、「残るは食欲」です。どれもこれも食欲をそそられるものばかり綴られています。

幼い頃の記憶にある食べ物のこと、若い頃の恋愛にまつわる食べ物のこと、いろんなエピソードがあって食べ物とともに記憶された思い出は自分にとって甘い記憶、苦い思い出さまざまな景色があれど、良いものだなと思いました。

阿川佐和子さんご自身がお料理する内容も綴られていて、食に関する好奇心の強さがいろんなシーンで垣間見えました。

食べることのみならず、お酒のことも描写されているところに、大人の楽しみ方を存分にされていることが窺えました。

阿川佐和子さんの文章は、どこか清々しいところがあり、いろんな味を知っているからこその描写があるところも素敵でした。

秘書の方や身近な方々との様子も、近すぎず遠すぎずな関係が見えてくるようでした。

あとがきで、阿川佐和子さんは食欲に執着がない、というようなことを記されていましたが美味しいものが好きで食べてることが好きであることが伝わってきました。

最後に…

「残るは食欲」を読んでみて、食にまつわるエッセイは、読んでいてお腹が減ることを改めて感じた1冊でした。

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