はじめに…

ジェーン・スーさんの本のタイトルは、どうしていつも痺れるくらいにインパクトがあるのだろうと思いつつ、「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」ジェーン・スー著を読みました。

読書感想

ジェーン・スーさんならではの言い回しには、頷いたり考えたり調べてみたり、この「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」を楽しませて頂きました。ジェーン・スーさんとは世代が異なるため、ジェーン・スーさんが綴られていることでぼんやりとしか記憶にないこともありました。

記号的な女性性を他人から押し付けられたら猛反発するくせに、自分から纏おうとした記号的な色に拒絶されると気持ちが沈む。随分と勝手な話かもしれません。(「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」本文より抜粋)

ジェーン・スーさんが赤い口紅の件で、上記のことを記述されていました。たしかに、赤い口紅というものは、女性性の記号的な色とも言えるコスメ。

この赤い口紅というものは、偶然ですが私も今年初挑戦なので、ホットな繋がりを得ました。私も赤い口紅というものに対して、自分には似合わないけれど、試したくなるものとしてのイメージがありました。今年初めて挑戦してみたくなった心情はいろんな”赤”があるなかに自分にもなんとか似合う”赤”があることを発見したことに他なりません。

思い込みのストッパーを外し、似合う色を見つけるまで柔軟に試し、そして慣れるまでつける。(「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」本文より抜粋)

この言葉に、心がスッと安堵を得ました。こういうことが地道な作業ではあるものの、自分にしっくりくるものとの出会いに繋がる、と思いました。

本に限らず、生物以外の物体と対等に向き合うためには、主客の「主」が自分であることを自覚しなければなりません。対象物に劣等感を持っていると、自分の感覚が信じられなくなる。(「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」本文より抜粋)

 

甲冑の全試着が、即、理想のクローゼット作りに直結しなくても良いのです。本物のクローゼットならまだしも、心のクローゼット整理はゆっくりやるほうがいいんだよ。(「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」本文より抜粋)

 

「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」では、ファッションのことなのかと思いきや、コスメのこと、ライフスタイルのこと、友人関係のこと、様々なことを綴られています。

最後に…

「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」では、女性ならではの日常、SNSには見せないありのままの自分のことを記しているジェーン・スーさんの飾り気のなさも読みどころの1冊となりました。