はじめに…

「火花」又吉直樹著を読みました。

幾度となく話題になり、芥川賞受賞作である「火花」を読む機会を逃し続けていました。

作者である又吉直樹さんのエッセイは読んだことがあり、「火花」がどんなストーリーなのかも見聞きしていたものの、読み始めると又吉直樹さんならではの登場人物の葛藤だとかが描かれていました。

読書感想

主人公が芸人ではあるものの、もがきだとか、先輩後輩の存在だとか、所属事務所のこと、エピソードだとかが、読み手にとっての人間関係、会社や学校のこと、そういった普段の生活に置き換えられるようなリアリティがストーリーの中で起きる数々のエピソードの中にあったように思います。

主人公の中学生時代のエピソードとして、学校の先生が穿いているベージュのコーデュロイパンツがダサいと言っている同級生たちが、高校生頃になったとき、あれだけダサいと言っていたコーデュロイパンツを流行っているから、と言って穿いていることに違和感を覚えた、というものがありました。

このエピソードには、こういうことってあるよね、という親近感が湧きつつ、その後の展開には、気まずさと笑いに満ちた景色がありました。

最後に…

「火花」を読んでみて、主人公がお笑い芸人として見た景色、人間模様だとかは、才能だとか、不器用さだとか、無様なところも含めて、読んでいてどうしようもない、と思う反面、目を離せない魅力に満ちた人物たちが織り成す物語という印象の1冊でした。

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