はじめに…

「サイコパス」中野信子著を読みました。

「サイコパス」という言葉を耳にすると、冷淡さ、残酷さが際立つような犯罪者のイメージがわくものの、一体サイコパスとはどういった人を指し示すのか、が曖昧な部分もあり、脳科学としてのサイコパス、というものを一度読んで見たくて、手に取りました。

読書感想

中野信子さんによる「サイコパス」を読み進めてみると、サイコパスが昔から存在したことや生きていく環境によっては、サイコパスであることの方が有利であることもわかりました。

サイコパスが100人に1人程度は、存在していることが様々な研究結果でわかっているということで、身近に接している誰かがサイコパスであったり、あるいは自分自身がサイコパスであるかもしれない、ということも読み取れて、決して他人事ではないな、と思いました。

現代においてのサイコパスについては、ママカースト、ブラック企業の経営者、炎上ブロガー、オタサーの姫、サークルクラッシャー等にも触れていて、サイコパスという存在がどういったことを好み、行動するのか、ということに対してイメージしやすかったです。

また、サイコパスとサイコパスの餌食になる人との関係性も、興味深かったです。

脳科学として読み解いていくサイコパス、という存在は、これまでイメージしていた通りのサイコパスの人物像のみならず、身近に存在する人物に当てはまる部分にも該当する内容が含まれていました。

サイコパスについては治療が難しいものの、サイコパスは都会の方が暮らしやすいだとか、向いている仕事についても記述されていました。

最後に…

「サイコパス」は、脳科学としてのサイコパスについて、国内外の実例を交えた中野信子さんの言葉から、サイコパスに関する多くの学びを得た1冊でした。