はじめに…

Twitterへログインしていると、ふとタイムラインで目に入って気に留める書籍に出会うことがあります。ハービー・山口さんの「良い写真とは?撮る人が心に刻む108のことば」も、Twitterのタイムラインで発売を知り、手に取りました。

読書感想

「良い写真とは?撮る人が心に刻む108のことば」は、ハービー・山口さんがTwitterで投稿した内容をもとに構成され、そのほかにエッセイ、写真が掲載された贅沢な1冊です。

私は、これまでハービー・山口さんのことは、カメラ雑誌に掲載されているものを拝見するばかりだったので、じっくりとハービー・山口さんの言葉や作品に向き合うのは、これが初めてです。

女性のポートレイトは写真家からのラブレター、男性を撮った写真は自分のヒーローやライバルへのファンレター、子供の写真は未来予想図、老人の写真はその国の歴史を物語っている。(「良い写真とは?撮る人が心に刻む108のことば」本文より抜粋)

「良い写真とは?撮る人が心に刻む108のことば」に掲載されている108のことばは、どれもTwitterの140字以内で投稿する、という簡潔なものだからこそ、ハービー・山口さんによる心に響く内容が詰まっています。

ポートレイトとひとくちに言えど、被写体が誰なのか、で込められているメッセージ性が異なります。カメラマンが男性なのか、女性なのか、というところでもニュアンスがまた違ってくるものでしょうが、ポートレイトの魅力が込められたことばに、いろんなイメージを膨らませるアイディアを頂いたように思います。

最近写真が撮れていないですね、スランプですか。そういう時は「そのうち撮りたいものに出会わせてあげるから、それまで映画、小説、写真展、人々、旅に触れ、あなたの心を育てなさい」と写真の神様に言われていると解釈しています。とにかく謙虚に続けることです。(「良い写真とは?撮る人が心に刻む108のことば」本文より抜粋)

カメラが好き、写真が好き、とは言え、必ずしもいつでも撮りたい、という時ばかりではありません。撮りたいけれど、撮れないなんとも言い難い気持ちに苛まれるときがあります。本業カメラマンではないのに、そんな時があるのです。

好きなものだからこそ、嫌いになったり触れなくなることほど寂しいことはないので、カメラと良い関係でいるために、私は本を読むことが好きですし、時折写真展へも出かけることでバランスを取っています。たまに旅行へ行くことも良いカンフル剤になっています。

カメラの発達につれ、被写体の表面は克明に写るのですが、本当に撮りたいのは、抽象であれ具象であれ、表面の奥にある、目に見えない想いやテーマです。目に見えないものを撮る技術を写真家は追求しているのです。(「良い写真とは?撮る人が心に刻む108のことば」本文より抜粋)

好きな写真家の方々の写真を写真集や写真展で拝見する時、SNSで親しくさせて頂いている方々の写真を拝見する時、無意識の中で、それぞれの作品の目に見えないものを感じ取っているような錯覚を覚えることがあるのは、ハービー・山口さんのことばを読んで、その内容がスッと目に入ってきて、納得しました。

そして、私も目に見えないものを撮る技術を切磋琢磨していきたい、と思いました。

最後に…

「良い写真とは?撮る人が心に刻む108のことば」を読んでみて、ハービー・山口さんの人柄が伝わってくるような優しいことば遣いが、やけに心に沁みるものばかりで学びや気づきの多い108のことばとして出会うことができました。

写真を撮ることに込められた想いがハービー・山口さんのことばから伝わってきて、「良い写真とは?撮る人が心に刻む108のことば」を読んだことで得た学びや気づきを、自分自身で写真を撮ることで実践し、体得していきたくなる内容でした。

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