はじめに…

バンクキャット」の内容がおもしろかったことから、別の作品も読んでみたくなり、菅原裕一著「ツナウォーズ」を読みました。

読書感想

菅原裕一著「ツナウォーズ」は、第2回東京オリンピック開催後の202X年、日本政府は、全世界が要求する、「絶滅危機にある、クロマグロを始めとする全種類のマグロを完全禁漁にする」という制度を受け入れた、というところから始まる10編の短編の中で、それぞれの主人公が年齢や職業などもバラバラだけれど、マグロが好き、という共通項のあるストーリーが織り成されていました。

本編でも記述されていましたが、日本人がいかにマグロが好きか、ということが10編のストーリーに登場する人物達からも伝わってきました。

そして、マグロの食べ方というか、調理法とも言うべきなのか、マグロの楽しみ方の種類の多さには、人々に親しまれる食材だということが改めてわかりました。

いつか、どこかでマグロとは言いきらずとも、食材のことでこういったことが起こり得るな、とも考えさせられました。

最後に…

菅原裕一著「ツナウォーズ」は、10編の短編のそれぞれのストーリー内で、マグロ好きが講じた戦いを見せているところのみならず、マグロの美味しさをいろんな食べ方で楽しむ日本人の姿が思い浮かんできました。

また、マグロ好きな人々の男女のことだとか、ユーモア溢れる人間模様も楽しめる作品でした。