はじめに…

以前、テレビ番組で読書好きな方が、紹介していたことから気になっていた作品、今村夏子著「あひる」を読みました。

読書感想

今村夏子著「あひる」には、表題作の「あひる」以外に書き下ろしの2編が収録されています。

表題作の「あひる」、書き下ろしの「おばあちゃんの家」、「森の兄妹」、それぞれを読んでみて、どの作品にも、人の持つ闇のような部分を感じさせられました。不快なものではなく、どことなく日常で誰もが感じたことがあるような闇の部分が描かれているような気がしました。

人の持つ、ある種の狂気すら感じる部分が描かれていることで、どの作品にも登場人物たちの心の動きだとかが、よりリアルな感覚で伝わってきたように思います。

家族間でのこと、親子間でのこと、子供同士のこと、どこかで誰もが、経験したことがあるかもしれないようなことが表現されている短編作品たちを夢中で読みました。

最後に…

今村夏子著「あひる」を読んでみて、1度読んだだけでは読み取りきれないようなものすら感じる作品に出会えた、と思いました。