はじめに…

いくつかの作品を読んだことのある菅原裕一さんの書き下ろし作品とのことで、「~空葬(そらそう)~喪服のチャックが閉まらない」を読んでみました。

読書感想

~空葬(そらそう)~喪服のチャックが閉まらない」は、第2回東京オリンピックが終わって数年後の202×年頃から、日本中に広がりだした、お葬式の方式というのをテーマにした、10編の物語でした。

これまでに読んだいくつかの作品にも通じる菅原裕一さんだからこそのアホらしさ、エロさがあり、それこそが読みどころと言わんばかりの面白さがありました。

どのお話にも、喪服のチャックだとかにまつわるオチがありましたが、そんなことあるのかな、なんて思いつつも、どこかでは起きていることなのかもしれないな、と一種のファンタジーのようにして読みました。

この作中にある空葬のあり方というのも、時代の流れであったり、何かのきっかけでいつか本当に実現するかもしれないな、とか実現するなら見てみたいな、などと不謹慎かもしれないことを考えてしまうほどでした。

最後に…

「~空葬(そらそう)~喪服のチャックが閉まらない」菅原裕一著を読んでみて、サブタイトルであったり、作品紹介で書かれているもののままに受け取るといわゆる官能小説なのかと思ってしまいそうになるものの、いざ読んでみると、エロとユーモアが織り成す作品でした。