はじめに…

作品のタイトルや作品紹介の内容に目が留まり、「消された藩主」金居真大著を読みました。

読書感想

「消された藩主」は、矢野という大学生が、彼の祖父の蔵に古文書があるのを見つけ、好奇心から古文書の内容を知りたい、と思い、行動し始めたことからストーリーが進み始めました。

幼馴染と共に古文書を読み解き始めた矢野は、古文書と関係資料を照らし合わせていくうちに、あることに気づき、また幼馴染も古文書の内容を読み下していくうちに矢野が見つけたことと合致する真実を知ることとなりました。

現代の大学生たちが、古文書を読み解いている内容が、ストーリーの核となり、古文書に記されていた「ある人物」についての生い立ちなどが、読みやすく描かれている歴史小説のようでした。

古文書の中にある真実が、現代へと時を経て紐解かれていき、「消された藩主」という作品タイトルにも結びつきました。

「消された」というのは、読んでいくうちに様々な思いが駆け巡るような言葉の持つ意味合いすら、感じました。

時代を越えて、現代へと伝わった古文書の内容というのは、その時代に生きた人々の言葉であり、後世へ伝えたいという思いがあったからこそ、なのかもしれないな、とも思いました。

最後に…

「消された藩主」金居真大著を読んでみて、これまでに歴史小説に触れたことが数多くないものの、あまりにも登場人物達が魅力的で、いつしか物語に引き込まれるように、あっという間に読み終えるほどでした。