ふと目に入ったやさしいタッチのイラストの表紙が目に留まり、「大家さんと僕」矢部太郎著を手に取りました。

「大家さんと僕」は、矢部太郎さんによる現在進行形の実話エッセイです。引っ越した先は、1階に大家さんが暮らす部屋で、そこから矢部太郎さんと大家さんの2人暮らしが始まりました。

「大家さんと僕」を読み始めてみると、大家さんと矢部太郎さんの距離が縮まっていくにつれて、大家さんへのふとした時の感情があらわになる矢部太郎さんの人柄であったり、2人のやりとりがとても心温まりました。

大家さんとお茶したり、食事を共にしたり、お出かけや旅行もする関係になるというのは、とても稀有な存在にも思えて、矢部太郎さんのことが少し羨ましくなりました。

作中では、ところどころでテレビで観たことのある矢部太郎さんの姿を思い浮かべるところもありつつ、大家さんの上品さや人柄なども伝わってくるような矢部太郎さんが描くイラストからは、大家さんとの生活を楽しんでいることが言葉以上に伝わってくるようでした。

大家さんが体調を崩されてからはどうなることやらとヤキモキしましたが、矢部太郎さんとの暮らしが続くこととなったのは、読んでいる私まで嬉しくなりました。

「大家さんと僕」を読んでみて、年齢差であるとか、血縁の有無だとかではない、大家さんと居住者から始まったけれど、程良い距離感で紡がれていく、どこか心地よい関係があるということを知り、とても良い作品に出会えました。

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