なんとなく目に留まった「ハッピーエンドは欲しくない」n著を読んだ。

著者の自伝的なものが綴られていて、本当の意味での自立だとか、仕事だとか、生きていくこと、自分にとって大切なものとは何か、を考えさせられた。

高校を中退し、家を出て、アルバイトをこなしたり、時代の流れとともにPCのプログラミングの技術を得て派遣社員として働くようになったり、ホームレスにもなった著者の姿は、横道に雪崩れていくように見えてそうでもない。

ある程度の収入を得て貯めたお金をもとにアジアへ旅行に行き、その国、土地ごとに出会った人々たちとの交流から得た経験など、羨ましく思うこともあった。

ただ放浪旅をしてきただけではなく、その旅から得たこと、考えたことから、次のステップへ進もうとしたり、自分に足りないところを補うための行動をする著者の姿には、ただただ圧倒された。

肩書だけでは得られない経験、技術などを習得していく意欲やセンスなど、どこの誰かもわからない著者の持っているものには、言葉にし難いけれどなにか力強い魅力があった。