思い立ったが吉日、とやらで急に決まった箱根への旅行は、往復ともに交通機関のトラブル等に遭った。

思いがけないトラブルに見舞われつつも、美味しいものは食べておきたくて、食べたいものはしっかりと食べてきた。

まず、初めに紹介するのは、小田原で食べた海鮮丼だ。

 

ロマンスカーが運休になったからこそ、小田原に立ち寄ったし、せっかくだから腹ごしらえしようということになった。

ふらりと立ち寄った駅ビル内の店で出会った海鮮丼は、海鮮丼のほかにも味噌汁、お新香、小鉢、サラダなどがセットになったボリューム感のあるランチセットだった。

刺身には下味がつけられているものがほとんどだったのも、いちいち醤油などを気にせずに食べることができて良かった。

次に紹介するのは、元箱根港にて海賊船に乗船する時間まで過ごしたカフェでのケーキセットだ。

箱根湯本へ到着した頃には、酷い雨でどうしたものかと思った。芦ノ湖へ到着しても雨足は衰えず、雨に濡れた足元からの身体の冷えも気になり、カフェへ立ち寄った。

立ち寄ったカフェはベーカリーも兼ねていて、とても美味しそうなパンがずらりと陳列されていた。パンにもそそられたが、無性にケーキを食べたくていたので、迷わずケーキセットを選んだ。

私が選んだモンブランは、洋酒のきいた大人の味とでも言いたくなる風味豊かな美味しいものだった。紅茶も聞きなれないブレンドで北欧のものだったような曖昧な記憶だけれど、とても美味しい紅茶だった。

最後に紹介するのは、大涌谷で出会った、たまごミックスソフトクリームだ。

大涌谷と言えば、黒たまごが思い浮かぶ。私も、以前箱根へ訪れた際は、大涌谷で黒たまごを食べた記憶がある。

しかし、今回の旅では写真のような黄色いたまご色をしたソフトクリームを見つけた。なんとなく、バニラとミックスされたものが良かったようで、夫が選んだものがこれだ。

たまごのやさしい甘みとでも言いたくなるようなソフトクリームだった。欲を言えば、黒たまごの竹炭入りソフトクリームも食べたかった。

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写真には残していないが、宿泊したホテルの夕食で食べたローストビーフ丼が、驚きの美味しさだった。

旅だとか出かけ先で出会った食べ物を写真に残すかどうかも、その刹那の衝動である、と考えている。

その場の雰囲気であったり、気分だとかで写真として記録するかどうかも、決める。一緒に食事をする相手がいる場合、相手と過ごす時間も大切だから、もちろん撮影しないし、言わずもがな食べることに徹する。

振り返ってみると箱根・小田原の旅は、美味しいと記憶する食べ物との出会いが重なって楽しくもあり、そして良い時間を過ごせた。