「特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録」特掃隊長著を読んだ。

以前から気になっていた特殊清掃という仕事のこと、どういった方が使うことが多いのかということ、特殊清掃ならではの話を知ることができた。

本書を読んでみて、孤独死というものが独居老人に限らず、どこかで起きていることを特殊清掃という現場を通しての話として、明日にでも身近であるかもしれないことを考えさせられた。

特殊清掃というものを、本書を読むまでは孤独死した方が残したもののことばかり考えていた。しかし、特殊清掃という仕事は、清掃のみならず事故死された方のご遺体の着替えが含まれたり、いわゆるごみ屋敷と呼ばれるような部屋の清掃を行うこと、あるいは終活を考えているご老人のお手伝いについても当てはまることだということを理解した。

また、特殊清掃というのは、火葬場に納棺するまでのことをはじめ、清掃業務のみならず、関連しそうなことを多岐にわたって知識を得ておく必要があることが著者の言葉から読み取れた。

特殊清掃を利用する人には、いろんな人がいて、それぞれに事情も抱えていることは想像がつくものの、現場に携わっているからこその著者の記録には、驚かされるエピソードがいくつもあった。