「このゴミは収集できません~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~」マシンガンズ滝沢秀一著を読んだ。

 

自分の知っているつもりでいることも、誰かの視点での話で聞けば、なにか発見があるかもしれない、という気持ちはいつものことだが、自分が経験したことがないこと、普段交流するきっかけがあまりない職業の人の話というのは、いつも新鮮で興味を掻き立てられる。

ルールを知らないだけだったら仕方がないが、端からルールなんて関係ないと思っている人も世の中には実際存在するから、目ん玉が飛び出る。

だから集積所はそこにどんな人が住んでいるのか、ひとつのヒントになる。

(「このゴミは収集できません~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~」本文より抜粋)

本書を読んでみて、ごみ収集をしている時のとんでもない人々とのエピソード、ごみ集積所で思うこと、ごみ清掃員のこと等、次から次へと驚きの連続だった。

特に、ごみからわかる地域の民度の話には、言われてみればと納得もしたし、思い当たる節もあった。今後の引っ越し等にも、役立てたい知識となりそうだ。

また、ごみに対する意識についても、よく考える機会にもなったし、買い物の仕方についても見直してみたくなった。

ごみ清掃員をはじめ、ごみ処理施設に関わる人々だけがごみのことを知っていたり、考えれば良い、なんてことはないことも、多く知ることができた。

僕らの時代は、買う時に捨てることを考える時代にしませんか?

(「このゴミは収集できません~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~」本文より抜粋)

たった1文ではあるが、言葉の中に込められたものは大きい。ごみ処理施設のこと、ごみの埋立地のこと等も、日常で考えることはほぼない。ごみにまつわる問題などは、日常からかけ離れているような気がしてしまうほど、ごみについて知っていることが少なかった。

外国でのごみへの意識、ごみになる以前の商品開発からの意識の違い等、本文にも記述されている通り、ごみ先進国と日本ではいくつも違いがある。

ごみ、と聞くと眉をひそめる人もいる。汚い仕事と思う人もいる。人が嫌がることが多い仕事だからこそ、携わっている人には、敬意を表したい。

ほんの少しの意識の持ち方を変えるだけで減らせるものがあるのなら、やってみようと思う。まずは、自分の暮らしから出るごみについて見直すことから始めたい。