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【読書感想】ネコを撮る

読書
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はじめに…

動物写真家として知られる岩合光昭さんによるフォトエッセイ、「ネコを撮る」岩合光昭著を読みました。

読書感想

岩合光昭さんだからこその経験に基づいたお話が凝縮された1冊で、ネコ好きさんならずとも写真を撮影する上で参考になることは多くある、と思います。

ネコを撮るということは、知らず知らずに健脚になり健康によく、街を知るということでもある。

(「ネコを撮る」本文より抜粋)

一定の人間の手で飼育されていないネコを日本では野良ネコと呼ぶが、イタリアでは、「自由ネコ」と呼ぶ。

(「ネコを撮る」本文より抜粋)

ネコや様々な動物の撮影で、世界中を駆け巡る岩合光昭さんの気づきや綴られていることは、写真を撮影する上で大切なこと、動物を撮影することや動物とのふれあいに関しても考えさせられました。動物に好かれる人についても、思い当たる節があり、なるほどとなりました。

ネコの接し方で、イタリア人男性と日本人男性を比較した際の岩合光昭さんのコメントには、ニンマリしました。また、日本ではネコ写真が随分多いことにも触れられていたことにも、岩合さんの考察が述べられていたところも印象的でした。

ヒトの暮らし方、考え方によって生まれる色気がある。元々、自然界がもっている色気というものがある。それをなぜ人間の都合で壊すのか。色気を踏まえた視点をもって生活していると、おのずとそれが写真に反映されているはずだと信じている。

(「ネコを撮る」本文より抜粋)

この一節には、人間を主役になんでも考えがちなことを改めさせられるようなそんな気持ちになりました。街の景観、人とのふれあい、人とネコの関係、いろんなことを考えてみるきっかけにもなった「ネコを撮る」の内容。写真を撮影をし続けることが記録にもなること。

最後に…

「ネコを撮る」を読んでみて、写真を仕事にしているプロの視点のみならず、いろんな気づきを発している岩合光昭さんの言葉にハッとするばかりとなりました。

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