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【読書感想】熊野古道を歩いています。

読書
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写真家・山本まりこさん初の写真集ということで、見るのを楽しみにしていた「熊野古道を歩いています。」を手に入れました。私はInstagramなどで投稿される熊野古道の写真を、いつも楽しみにしていたので、1冊の写真集として刊行されたのは、とても嬉しいです。

今まで熊野古道について、ほとんど無知だった私は、山本まりこさんの写真を通して、熊野古道について知る機会を得て、とても幸運だな、と思っています。

この「熊野古道を歩いています。」は、山本まりこさんがInstagramでもハッシュタグをつけていらっしゃることからも、熊野古道にどっぷりと向き合っていらっしゃることが窺えます。

私にとって山本まりこさんはエアリーフォトをきっかけに出会った写真家でしたが、この写真集のページを捲るごとにこれからはきっと熊野古道を歩き続けている写真家のイメージもついていくのだろうな、と思いました。

写真集では、写真ばかりではなく、ところどころに山本まりこさんの言葉が添えられているところもあり、巻末のエッセイも読み応えがありました。どの季節も、どんな天気でさえも、熊野古道ならではの景色を楽しめる、というような表現をされているところにも、山本まりこさんの熊も古道への気持ちが表れていました。

この写真集を通して、自然との出会い、人との出会いを大切にされている方であることが言葉だけではなく、写真1枚1枚からも伝わってくるかのようでした。

晴れている日ばかりではないからこそ、いろんな天気での一期一会の景色、地域の伝統行事なども切り取られていて、現在も引き続き熊野古道を歩いているという、山本まりこさんによる今後の熊野古道の景色がとても楽しみになりました。