「ダンナ様はFBI」は、タイトルや表紙のデザインのイメージから、愉快な国際結婚の様子を描いたエッセイかと思い読み始めてみると、自己啓発書やビジネス書にも引けを取らないような著者である田中ミエさんの仕事と家庭の両立などを綴った1冊でした。
田中ミエさんと旦那さんとの出会いには意表を突かれ、結婚前から徐々に始まった旦那さんのFBI仕込みの安全対策、自己投資、ビジネスに関する姿勢など、なるほどとうなずきたくなるような参考になることが多々ありました。
本文中の旦那さんが実践されていることなどは20年ほど前の話でありながらも、日本は遅れているのだな、と改めて認識せざるを得ないことがいくつもありました。
仕事、家庭、育児など様々なことを旦那さんと共に乗り越えてきたことが、田中ミエさんの言葉から伝わってくることが幾つもあり、とても素敵な関係であったことを読みながらイメージしました。
国際結婚と聞くと、賑やかさであったり、ユーモアたっぷりの生活を思い浮かべがちな自分がいましたが、「ダンナ様はFBI」を読んでみて、危険が隣合わせの仕事を続けてきた旦那さんだからこそ伝えられること、自己投資の大切さを教えてくれる人と出会えた田中ミエさんだからこそのエッセイであり、多くの学びを得ることができました。
ダンナ様はFBI【電子書籍】[ 田中ミエ ]
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