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【読書感想】しんどいオカマのお悩み相談 明るくないし強くもない孤独に苦悩し続けるオカマがひとりの人間として綴る哀憐の讃歌

読書
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しんどいオカマって、どんな感じなのだろう、と興味が赴くままに、「しんどいオカマのお悩み相談 明るくないし強くもない孤独に苦悩し続けるオカマがひとりの人間として綴る哀憐の讃歌」BSディム著を読んでみました。

「しんどいオカマのお悩み相談 明るくないし強くもない孤独に苦悩し続けるオカマがひとりの人間として綴る哀憐の讃歌」を読み始めてみると、しんどいオカマと言いつつも、つかず離れずほど良い距離感でのお悩み相談は、とても心地よいものでした。

辛口で評することが似合ったり、明るく盛り上げ役となるような人もいるように、BSディムさんのような人に相談することで得られる言葉は、決してしんどいものではなく、なにか切り開けそうな少しだけ明るいものが見えてきそうな気さえしてきました。

どんな仕事をしているかよりも、その仕事でなにをしているのか、どういう思想を持って、そこからなにを目指すのか。容姿と肩書だけじゃ心は動かないわ。

(「しんどいオカマのお悩み相談 明るくないし強くもない孤独に苦悩し続けるオカマがひとりの人間として綴る哀憐の讃歌」本文より抜粋)

昼間は会社員として働くBSディムさんだからこその言葉が、どのお悩み相談にも見え隠れしてどれも見逃すまい、と夢中になって読み進めました。

仕事だけではなく、テレビや雑誌、SNSなどでも、パッと目に付くのは容姿や肩書きだったりするけれど、そのうちに心を揺さぶったりするのは、BSディムさんの言葉通りだったりします。

どのお悩み相談にも真摯に向き合う中で、ちょっとしたユーモアが利いていて、BSディムさんのサービス精神たるや、読み手を飽きさせることなし、とおもいました。

また、一問一答108本ノックという企画にも、BSディムさんだからこその答えに、プッと笑ったり、ハッとさせられたり、本当に1冊まるごとを楽しませてもらいました。