いつの日からか、昆虫にさほど興味を示さなくなった。ここ数年、テレビ番組や書籍、SNSなどがきっかけとなり、昆虫好きな方々のことを知る機会が増えた。
昆虫学者の方の書籍を数冊読んだことがきっかけで、ちょっとばかりの好奇心に駆られ、大昆虫展in東京スカイツリータウンへ行ってきた。
会場の入口からすぐのところから、昆虫の標本が飾られていたことに、まず圧倒された。今まで、昆虫の標本をまじまじと眺める機会がなかったが故にかもしれない。
少し進むと、カブトムシのオブジェにまたがるなどして記念撮影ができるスペースがあり、親子連れで賑わっていた。
撮影スペースを横目に先へ進むと、昆虫の標本が種類ごとにずらりと展示されていた。スズメバチに至っては、生きている状態のものも展示されていた。
昆虫の標本を順番に見ていくと、大雑把には知っているものでも改めて見ることで知ることが多々あった。
ヒアリの実物を虫眼鏡のようなもので見られる展示には、やや興奮した。ニュースなどで見かけるものでも、自分の目で見ることでサイズ感であったり、姿形をより具体的に知ることができて勉強になった。
あまり広くはない会場で、ひときわ賑わっていたのは、クワガタやカブトムシを直接触れるスペースだ。
カブトムシやクワガタに触れるスペースに入ってみたものの、結局私は触れず終いだった。どうにも手が伸びなかったのだ。
スペースを後にしてからは、ヘラクレスオオカブトが展示されているのを見てみたり、それなりに楽しめた。
プロジェクションマッピングのような演出のある参道から、神社のようなところでお参りし、おみくじを引くことができたり、虫の鳴き声を聞くコーナー等、見どころもそれなりにあった。
限られたスペースだからこその楽しみを見つけられるような展示だったと思う。