「ブラック・テラー」三堂マツリ著を読んだ。

本書は、10編のショートストーリーが収録されている。

不気味と隣り合わせの街「クリーピー・サイド」が舞台となった、ショートストーリーは、恐怖と隣り合わせでありながら、どこか幸せな気持ちになる物語が詰め込まれている。

どの話も、多くを語るわけではないのに、 風変わりな登場人物たちには、どこか魅力を感じずにはいられない。

本書では、各話にて殺人、死人、変わった性癖、あらゆる狂気が描かれているのに、恐怖よりもほろ苦さを感じたりもする。

明るすぎず、暗すぎない、ちょっと不思議な物語に出会える本書を読み終える頃には、クリーピー・サイドという街のことを、もっと知りたくなっている。