書店の街のイメージが強い神保町だが、書店でありながら、食事も楽しめる場所でもある、という場所は見つけると、体験してみたくなる。
今回は、岩波書店の刊行物を取り扱いつつ、喫茶スペースのある神保町ブックセンターを訪れた。
神保町ブックセンターは、書店、喫茶店、コワーキングスペースでもある、という複合施設でもある。
まず店内に入ると、喫茶利用の場合、空いている席に座るようスタッフの方より案内された。

着席し、メニューに手を伸ばすと岩波書店の文庫本そのままのデザインが、なんとも言えず、記念撮影したくなる。
ドリンクメニュー、ランチメニューなどを見ていると、季節ごとにメニューが変わるようで、今は秋冬版とのことだった。
「神保町ブックセンターサンド」がランチメニューの先頭に記載されており、限定10食とのことだった。
ここは、せっかくだから神保町ブックセンターサンドを食べてみたい、と思い、数量に達していないことを確認し、注文した。

秋冬メニューの神保町ブックセンターサンドは、鴨肉のコンフィにブルチーズソースをかけたオープンサンドだ。
鴨肉をあまり食べたことがないものの、別段気にするような癖などもなく、とても食べやすい。
ブルーチーズソースは、濃厚な味わいでありつつ、全体にかけられていたバルサミコ酢とのバランスが良かった。
また、ランチメニューには、スープ、紅茶あるいはコーヒーがセットとなっている。
ひと通り食べ終えた頃合いに、このオープンサンドは、ランチタイムというよりは、お酒と組み合わせたら、より美味しく楽しめそうだな、と思った。