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【読書感想】からまる

読書

「からまる」千早茜著を読んだ。

本書は、7つの物語の連作集だ。

7つの物語は、それぞれの登場人物たちが、どこかで繋がるようにして、ストーリーが進む。

登場人物たちは、それぞれを海の生物などにあてはめて、自分や友人などを語るのも、儚げなでありつつ、現実での息苦しさを表しているようにも受け取れた。

どの人物も、どこか寂しそうであり、何かにつけて息苦しそうなのだ。

誰かに吐露できる人ばかりではなく、自分の中で抱え込みがちな人もいることをわかってあげられる人の少なさを痛感する物語のようにも思えた。

自分と向き合うことから逃げ続けることもまた生き方の1つなのかもしれない、と本書の登場人物の胸中に思いを馳せたりなどもした。

誰かと繋がること、誰かと絡むことは、容易なこともあれば、難しいことにもなる。

それが男女の関係、友人関係、家族のことなど、シチュエーションによって、異なることは、わかっているつもりであっても、その内容次第で近づきがたいものになることもある。

誰かと繋がることで得られるものもあれば、手放さなければならないこともあることを考えさせられた。

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