「まにまに」西加奈子著を読んだ。
本書は、西加奈子さんの日常のこと、旅行のこと、音楽や本のことなどが、記述されているエッセイだ。
西加奈子さんの好きなこと、疑問に思うこと、友人たちのこと、お子さんを産んでからのことなど、本当に様々なテーマで綴られている。
たとえば、体毛カーストの話、「コーヒーとカレーの店」のことなどが綴られ、言われてみればそうかもしれないと思うような話題だったり、クスッと笑える話などに出会えた。
西加奈子さんの視点で見たもの、疑問に思ったこと等が、自分が考えていたことと類似していた時の仲間意識のようなものが芽生えてくるような話がいくつもあった。
加齢に伴うファッションの変化、見た目のことなども、西加奈子さんが本書で述べていたように、かつての自分が思い描いていたイメージと、その年代に突入した今の自分とは、かけ離れているような気がする。
「まにまに」を読んでみたら、西加奈子さんの日常、これまでに出会った音楽や本についての話などから、今まで自分が抱いていた疑問などがスルッと解決するような話にも出会えた。