「生理痛ぬけ。」杉山卓也著を読んだ。
私は、PMS(月経前症候群)による不調があり、婦人科へ定期的に通っている。
現在処方されている漢方薬が、自分の体質や症状に合っているのか不安になることが増え、本書を読もうと思った次第である。

本書の著者が序文に述べられていたように、いろんな人が知っていたら良いのに、という思いが込められているコラムも含まれていて良い。
生理の仕組み、生理痛が本来あってはならない症状であることなど、とてもわかりやすく紹介されているのが、良い。
異性の身体だからこそ知らないことも多いだろうし、同性であっても、人それぞれに異なる。

本書は性別問わず、互いを思いやる気持ちも込めて、理解しようとすることの大切さも学べるように思う。
また、私が一番知りたかった自分に合う漢方薬のことは、本書を読む限りでは体質に合っていないように感じた。
正解不正解というのは、素人である私がとやかく言うべきではないが、やはり自分の身体のことは自分が一番わかっている、と言いたくなる。
身体がより良い状態になるようにしたいのは、誰でも思うことだろう。

自分の身体をより快適に生活できるようにしたい気持ちを確かめることができ、本書の内容には、とても満足している。
無理なく自分に合う漢方薬局との出会いのために、まずは行動せねば、と思った。