「図書館の主」篠原ウミハル著に、ハマっている。
まだ5巻くらいまでしか読んでいないが、こういう図書館が身近にあるなら利用してみたいな、と思う。
自分が暮らす街の図書館ですら、まともに利用したことがないのに、妄想が膨らむようなエピソードが詰め込まれている作品だ。

本作品は、私設の児童図書館が舞台となっており、作中で話題となる作品は、言わずもがな児童文学とされるものばかり。
しかし、大人だからって、必ずしも児童文学の有名どころを読んで成長してきたわけではない。
児童文学作品を読まずに育ってきた大人だからこそ、改めて児童文学を読んで、読書の楽しさを知ったり、なにかを思い出したりするのではないだろうか。

作中では、図書館のこと、司書のことなど、よくわかっていなかったことを知るきっかけにもなった。
私も、児童文学作品で、ちゃんと読んだことのあるものが少ないことに気づいた。
本作品は、読書をすることの楽しさを思い出させてくれる作品である。