「1時間で読めるロジカルシンキングの基本」白石清仁著を読んだ。
常日頃、私は、感情で行動してしまったり、言葉を発してしまうことを悩んでいた。
感情的な言葉を発してしまった時ほど、それからの後悔も大きい。
論理的思考をちょっとでも知ることで、突発的な発言や行動をコントロールできるのではないだろうか、と淡い期待を抱いて、本書を読み始めた。

1時間で読める、とタイトルにある通り、とてもコンパクトにまとめられている。
ロジカルシンキングについて、ふんわりとしたイメージしか湧かないような私でも、わかりやすい内容で、スラスラと読めた。
基本的なことを知ることで、ロジカルシンキングとは何なのか、ということを頭の片隅に入れるきっかけになった。
著者独自の判断軸が、とても参考になったので以下に抜粋する。
1.自分がいないなら周りはどう判断するか考える
2.全く逆の立場で考える
3.現在の影響だけではなく、将来の影響もトータルで考える
4.一番経験している人の話をよく聞く
5.何を決めれば、前に進めるのかを考える
「1時間で読めるロジカルシンキングの基本」本文より抜粋
上記の著者の言葉から、多角的に考えて自分なりの結論を出すことが必要なんだな、と気づかされる。
猪突猛進ではなく、ちょっと俯瞰して答えを導き出すことの大切さを考えてみる。

勢いで紐づけた答えが良い結果を招くこともあるかもしれない。
けれども、一時の結果だけではなく、長期的な目標に辿り着くまでのプロセスを思い浮かべることも重要だ。
今のところ、ちょっと気を抜くと、これまで通りと変わらず、ということになり兼ねないが、少しずつロジカルシンキングを身につけていきたい。