【読書感想】美容は自尊心の筋トレ

読書

「美容は自尊心の筋トレ」長田杏奈著を読んだ。

美容ライターである、著者の長田杏奈さんによる、本書は、今まで目にしたことがないタイプの美容本である。

本文を読み始めると、モテ、アンチエイジング、女らしさといった、美容本にありがちなテーマは見受けられない。

タイトルにも結び付くが、自分自身がどう感じるか、どうしていきたいか等、女性が健全に自尊心を育んでいけたら、という内容ばかりだ。

本書では、自尊心を整えていくことを念頭に置きつつ、美容業界にいらっしゃる方ならではの世間から見た美容のイメージであったり、美容業界にいらっしゃる方のことなどが述べられている。

美容は、異性にモテたいからするものではなく、自分の気持ちを高めたり、自分の個性を楽しむものであることが、以前に比べて世間に浸透してきているような気がしている。

それというのも、 SNSの普及も手伝ってか 自分の欲求を満たす為に整形をしていることをカミングアウトする人、誰に何と言われようと自分の好きな髪型、メイク、服装を楽しんでいる人を見かける機会が増えている。

また、婚活リップや花嫁リップなどの話題が出てきた時には、幸運のジンクスとされる香水の存在があったことを思い出した。

ゲン担ぎをバカにするつもりはないし、かつては私も幸運アイテムと言われるようなコスメなどを買い求めたりしていたこともあった。

いつの時代も美容に幸運のジンクスはつきものなのかもしれないな、などとも思っている。

本書を読んだことで、自尊心を育むことで、自分を必要以上に傷つけたりする振る舞い、発言、人間関係などに構うことなどないことに気づけた。

まして、美の基準は人それぞれなのだから、世間体や一般常識とされるものよりも、自分の好きなものを楽しんだ方が良い。

こんなにも化粧品のことが掲載されていない美容本は珍しいが、それ以上に美容に限らず、凝り固まった考え方をほぐしつつ、自己肯定感を上げていこうと思えることが多く詰め込まれた1冊だった。