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【読書感想】カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら

読書
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「カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら」岡田尊司著を読んだ。

本書を読むまで、私は「カサンドラ症候群」について知らなかった。

たまたま読み始めた本書で、もしかしたら私は「カサンドラ症候群」に片足を突っ込んでいるのかもしれない、とも思い始めている。

そもそもカサンドラ症候群とは、どんなものなのだろうか、ということから紐解いていく。

夫の共感性に問題があるために、妻がうつやストレス性の心身の障害を呈するに至ったものを「カサンドラ症候群」と呼ぶ。

「カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら」本文より抜粋

カサンドラ症候群とは、上記のような状態のことを指し、夫婦関係の「生活習慣病」とも呼べるもの、とのことである。

私の夫は、心の病をいくつか抱えており、定期的にメンタルクリニックに通院している。

結婚する以前から抱えているものであり、交際中に夫から持病について話を聞いていたことから、結婚に至るまで、自分なりに理解しているつもりだった。

結婚以前より、理解しているつもりでいる自分に陶酔している部分があったのではないか、と思うことが、このところ増えている。

具体例を述べるのは、キリがないので割愛するが、要約すれば抜粋箇所にも述べられている、“夫の共感性に問題がある”という点が大きい。

ジェンダー論を語るつもりはないが、やはり女性の方が、身近な誰かに共感を求めることが多い、という現実にぶち当たる。

加えて、ごく個人的な問題ではあるが、私は親しい友人が極端に少ない上に、実母への信頼が薄いので、プライベートな会話ができる相手が乏しい。

相手を変えようとしたり、改善を期待することをやめ、期待と失望を繰り返すことも終わりにする。

そうした特性をもった同居人として受け入れ、それ以上を期待しないようにする。


「カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら」本文より抜粋

夫への不満を自分なりに紛らわせているつもりでも、どうしても難しいことがあり、心が爆発したように気持ちが溢れてしまい、夫へ喚き散らしてしまうことが、ごくまれにある。

とてもいけないことだ、とわかっているのに、やめられず、バツの悪い思いをする自分がいる。

カサンドラ症候群について知らずにいたから、今までは、私がメンタルクリニックを訪れたところで心の病を抱えている夫相手にヒステリーを起こす痛々しい女、で片付けられてしまう、と思っていた。

夫が心の病で体調不良になることが多く、感情の浮き沈みもあるのだから、自分がまともでいなければならない、と思うほど、私もどこかおかしくなりそうだった。

やっぱり1人きりで抱え込んでしまうことは、良くないな、とも思う。

夫婦のこれからのことを話し合うことを極端に避けようとするところも、私が諦めるほかないのか、別の方法を考えるしかない。

まずは、自分がどうしていきたいか、をよく考えてみたい。