はじめに…
年末年始の話題がのぼり始めると、どう過ごそうかと思い巡らす。
どこかに出かけるのも良いけれど、せっかくまとまった時間があるのなら、気になっていた本を読む時間にあてても良さそう。
2019年に私が読んだエッセイで、オススメの本を紹介。
やりたいことは二度寝だけ/津村記久子
兼業作家から専業作家になった津村記久子さんならではの日常を綴っている。
淡々と述べられているようで、どこかこだわりを感じるものが見つけられるような親しみが感じられるエッセイ。
オシャレな人って思われたい!/峰なゆか
本書を読むことで、モテるとかモテないとか以前に、自分の好きなこと、こだわっていたいことを持っている人のなんと魅力的なことか、と気づかされた。
猫といっしょにいるだけで/森下典子
お母様と二人暮らしをしている森下典子さんが、ひょんなことから猫を飼うことになったお話が綴られているエッセイ。
働くおっぱい/紗倉まな
自分はこういう人間だと受け入れ、それを逃げ道としない人なのだろうな、と言葉の端々から感じるような紗倉まなさんの魅力に溢れている。
パスタぎらい/ヤマザキマリ
ヤマザキマリさんから見た日本人の食に関する寛容さ、味覚のことなど、言われてみれば、なるほどと思うことに出会える1冊。
おひとり様作家、いよいよ猫を飼う/真梨幸子
売れるまでの作家の生活のこと、ひょんなことから始まった猫との暮らし、糖質制限のことなど、気になることから作家自身のことまで色々と知りつつ、楽しめるエッセイ。
まにまに/西加奈子
西加奈子さんの日常、これまでに出会った音楽や本についての話などから、今まで自分が抱いていた疑問などがスルッと解決するようなテーマにも出会える。
ゆるい生活/群ようこ
群ようこさんが、めまいが起こることに不安を感じて、漢方薬局に通い始め、体質や意識などの改善をしていく日々を綴ったエッセイ 。
フーテンのマハ/原田マハ
1人旅、気心知れた友人との2人旅、作品作りの為の取材旅など、 旅先で出会った人々とのエピソードがそのまま作品作りに繋がるなど、作家さんならではと思うような話を楽しめる。
君がいない夜のごはん/穂村弘
食べ物についての記憶で、美味しそう、というよりも、笑いがこみ上げてくるような実話ばかりが次から次へと登場するエッセイ。
最後に…
2019年に読んだエッセイ本の中でも、のんびりと読みたくなるようなものをまとめてみた。
エッセイとひとくくりにしつつも、様々なテーマに出会えて、内容を読むごとに自分も試してみたくなるようなものも見つかったりもする。
ここで紹介したものが、ご覧になったあなたの参考になれば、嬉しい。