「38歳でも妊娠力が高まる!最強の妊活」峯村静恵著を読んだ。
本書は、 著者自身が38歳、43歳で自然妊娠・出産をした経験を踏まえた妊活養生について、漢方のプロならではの知識や見解を踏まえて記述されている。
私は、2019年現在、30代前半であり結婚して5年目を迎えたところ。
子供が欲しいかどうか、は時折、夫と話し合っているが、結果は宙ぶらりん。
けれども、身体の不調は多くあり、中医学的な養生には興味があり、このところ様々な書籍を読んでいる。

養生をしていれば、妊活以前に、身体の不調とおさらばできるのではないだろうか、という希望と、そう遠くない将来に妊活に本腰を入れることになるとしたら、今こそ自分の身体の状態と向き合っておくべきだろうと思い、本書を読み始めた。
本書を読み始めて、早速、自分の認識違いを見つけた。
下記の通りである。
間食は足りない栄養を補う食事と考えて。
「38歳でも妊娠力が高まる!最強の妊活」 本文より抜粋
なんということだろう。
私は、今の今まで、“ 間食=おやつ ”と思い込んでいた。
恥ずかしい限りである。
それに、自分に足りていない栄養が何なのか、をよくわかっていない。
本書を読む限り、私は“たんぱく質”が足りていない。

栄養に限らず、養生では睡眠がいかに大切なのか、が各テーマで繰り返し述べられている。
睡眠といっても、睡眠時間というよりは、布団に入り寝始める時間が大切で、早寝早起きがいかに養生に繋がるかが、よくわかった。
妊娠に理想的な状態とは、ゆるんでいて気が落ち着いていて、脳が休まって過度に頭が働いていない状態です。
気や血が子宮に集まっている精神が落ち着いた状態。
「38歳でも妊娠力が高まる!最強の妊活」 本文より抜粋
本書を読めば読むほどに、“妊活”というのは、中医学的な不調を抱えている人ほど、課題が山積みになるように思えた。
中医学では“未病”という言葉があるくらいだし、騒ぐほどではないけれどと後回しにしがちな不調を対処する、養生する、ということが重要なのだろう。
私は、本格的な妊活をしているわけではないけれど、不妊治療の専門クリニックに通わずとも、著者が提案するメソッドに従い、不調とおさらばして心身ともに健康になって妊娠に繋がるなら最高だな、と淡い期待を抱いた。