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【読書感想】黒い家

読書
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不気味な雰囲気の表紙が目に留まり、「黒い家」貴志祐介著を読んだ。

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黒い家【電子書籍】[ 貴志 祐介 ]
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本作品は、 第4回日本ホラー小説大賞を受賞しているホラーサスペンス小説である。

主人公は、生命保険会社の京都支社に転勤してきた若槻という男性で、保険金の支払いを査定している。若槻は主任という立場から、次々と査定する書類が手元にやってくる合間には、窓口に訪れる顧客、電話での問い合わせへの対応で日々を送っている。

そんな中、若槻を指名する顧客からの電話がかかってきたことから、若槻は恐ろしい出来事に巻き込まれていく。

作中では、主人公が生命保険会社で勤務することから、生命保険に関わる話題なども出てきて、生命保険への加入の有無のみならず、生命保険にまつわる事件などの背景なども描かれているのは、読みどころかもしれない。

主人公・若槻が対峙する奇妙な夫婦とのやりとりなどから、事件は生きている人間の怖さがこれでもか、というほど伝わってくる描写は、読んでいるだけでもゲッソリしてくる。

本作品は、1999年に映画化されているということで、映像でも観てみたくなった。