決断力がイマイチだな、と思うところがあり、「一瞬で大切なことを決める技術」三谷宏治著を読んだ。
有名企業にてコンサルタントとして活躍してきた著者の経験を例にあげて、重要思考、Q&A力、喜捨法などが述べられている。
就職、転職、子育てなど、著者の歩んできたもの、家族のことを例にして、どう取り組んだのか、ということが決める技術に繋がっているかが伝わってきた。
自分のことを振り返ってみると、就職・転職に関しての考え方が浅はかなことのように思えてきた。
けれども、本書を読んだことで、改めて優先順位のつけ方をブラッシュアップできた。
本当の「優先順位」とは、劣後順位を付けることです。そして、下位の活動を止め(捨て)て、経営資源を上位の活動に集中させることなのです。
「一瞬で大切なことを決める技術」本文より抜粋
これまでは、優先順位をつけて作業していく中で、下位のものも追々やるべきことの1つと思うこともままあった。優先度の高いものをこなしていくうちに、後回しにしていたものをやらなくていいものとしていくことも忘れてはいけないな、と思った。
私は、これまでに後輩がいたことはあったけれど、部下と呼べる人がいたことはほとんどない。だから、誰かに何かを任されることはあっても、その逆はほぼなかった。
家族のことに置き換えたら、私が夫に何かを任せることはあることはあるな、と思い至った。仕事のことに限らず、家族や友人とのことにも応用できることなんだな、と今更ながらいに気づいた。
大切なことを決める技術は、ビジネスからプライベートまで至る所で必要なスキルなのだ。どんな些細なことでも自分で決める、ということで得られるものは多々あるはず。優柔不断な自分を変えられるような気がしてきた。