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【読書感想】ビストロ三軒亭の美味なる秘密

読書
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お仕事グルメミステリー「ビストロ三軒亭の美味なる秘密」斎藤千輪著を読んだ。本作品は、三軒茶屋にあるビストロ“三軒亭”を舞台にしている。


ビストロ三軒亭には、決まったメニューがなく、訪れた客がギャルソンに伝えたものをもとにシェフがオリジナルコースを提供する、という形式で、ギャルソンは客からメニューの希望のみならず、悩み事や秘密の相談を受けることもしばしば、というようなストーリーだ。

客から持ち掛けられた悩み事や秘密の相談について、ギャルソンたちが解決に至るまでの合間には、三軒亭のおいしそうなメニュー、魅力的な人々の描写も読みどころだ。

三軒亭のソムリエが、若きギャルソンに向けた言葉で“誰かと自分を比較してはいけない、なんて言うけれど、誰かと自分を比較してどん底を味わうのも良い。きっと自分のことが愛おしくなる。”というような描写があった。こういう言葉を投げかけてくれる人が身近にいる、というのは、かけがえのない繋がりなんだろうな、と思った。

客たちがギャルソンに持ち掛ける悩み事や秘密の相談を解決していく様子のみならず、三軒亭の人々の姿にも心打たれるものがあった。