確定申告の時期になると、自分の経理や簿記などの知識の浅さにオロオロする。いっそのこと、しっかりと勉強した方が良いのかもしれない、と思いつつも、毎度のことながら後回しにし続けている。
個人事業のみならず、確定申告に至るまでのことで、わからないことがわからない状態とも言えることから、「マンガでわかる 個人事業の始め方」を読んだ。
「マンガでわかる 個人事業の始め方」を読み始めたのは、税理士が監修していることから、疑問に思いそうなこと、抜け落ちそうなことなどが網羅されていそうだな、と思ったからだ。
いままでは転職のタイミングの関係で確定申告をすることが多かったけれど、今後は副業あるいは複業として確定申告をすることになるから、気持ちを引き締める意味合いでも、経理や簿記の知識を少しずつ学んでいきたい。
本書を読んでみると、タイトルからも察する通り、ストーリー仕立てで個人事業についてなどの知識が説明されていく。知っていることも、知らなかったことも、それぞれを順に学んでいけることが、シンプルに嬉しい。
読み進めていくにつれ、登場人物に自分を重ね合わせるかのごとく、自分にも会計知識が身についたような気がしてきた。そう簡単に覚えられるものばかりではないのは承知しているが、1冊を読み終える頃には、ざっと予備知識を頭に叩き込んだ気持ちで自信がついたような感覚を覚える。
せっかく本書を読んだからには、確定申告などの実践を繰り返して、会計知識を自分のものにしていきたいものだ。