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【読書感想】恐怖実話 怪の残響

読書
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 資料蒐集や取材によって、怖い話を掘り起こすことでも活躍されているらしい著者であることが気になり、「恐怖実話 怪の残響」吉田悠軌著を読んだ。

 本書では、35話の様々な怖い話が語られている。その土地に暮らす者しか知らないような話、その部屋に住む者しか感じない話といったような、ある種の人づてであったり、取材を頼りにせねば見聞きすることがないであろう奇妙な話が綴られている。

 読み進めていくうちに、本書ではその話ごとに関連するような資料についての記述があったり、類似するような話があるからと紹介するなど、この著者ならではと思われる語りが怖さに真実味を加えるようなものがいくつも見受けられた。

 怪談話などを見聞きするうえで、「信じるか信じないかは、あなた次第」という語り口もあるが、怖い話を盛り上げるということでは、著者のような文献、資料蒐集によって、語られる内容との照らし合わせが新鮮にも思えた。