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【読書感想】贄怪談 長男が死ぬ家

読書
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 最初は実話怪談だと勘違いして、「贄怪談 長男が死ぬ家」斉木京著を読み始めた。本書を読み進めるにつれ、「あれ?」と思うところがあって確認したところ、本書は小説投稿サイト・エブリスタの「ホラー×怪談」部門で17日連続1位を記録した戦慄の話題作とのことだった。

 本書は、タイトルからも察する通り、国内のどこかの地方を舞台に“必ず長男が死ぬ”という因縁を持つ旧家を知ったことから、興味を持って取材し始める怪談蒐集家が主人公だ。主人公が、この旧家を取材するうちに、旧家の当主となった者達が代々祀ってきたものの存在を突き止める。

 ホラー小説だとわかって本書を読んでいるのに、見えるはずのないもの、いるはずのないものが実在しそうだな、と錯覚するような描写がところどころで際立っていた。説明のつかないものごとほど、読み手であったり聞き手にとって、恐怖を掻き立てられる、ということを思い出させてくれる作品だった。