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【読書感想】拝み屋備忘録 怪談双子宿

読書
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 先日読んだ、同シリーズ「拝み屋備忘録 ゆきこの化け物」で著者の話にのめり込んでしまったようで、すぐさま本書「拝み屋備忘録 怪談双子宿」郷内心瞳著を読み始めた。

 ※同シリーズ「拝み屋備忘録 ゆきこの化け物」については、コチラ↓

 さて、本書の内容については、著者が拝み屋を営んでいることから、著者自身が体験した怪異のほか、著者を訪れたお客様が体験したものが語られている。

 本書のタイトルになっている「双子宿」という著者が体験した怪異の話もなかなかのものだったけれど、特に印象的だったのは著者の常連客にまつわるものだった。その常連客は、若い頃に心霊スポット巡りや怪異を体験することに夢中になってしまったことから、後になってそのツケを払うこととなる、というような話だ。

 上記の話の中で、過去の過ちについてツケを払うのが、当事者にとって“なぜ、このタイミングで?”と思うような時期であることが多い、というようなことを語っていたことが印象的だった。

 誰しもが絶頂の時に過去のツケを払うこととなるのは、あまりにもタイミングが悪過ぎて、その状況を受け入れがたいだろう。けれども、そのツケを払わざるを得ない状況が訪れるくらいに過去の自分が、己の都合でとんでもないことをしているならば、自分が軌道に乗っているような時に不都合が生じてしまうのも仕方がない。

 また、本書では霊感体質について、その人の才能だからこそ拝み屋であろうとも、その才能を排除することはできない、という話になるほどと思った。著者も例え話を取り入れて語っていたけれど、その人が持つ才能の1つと思えば、無理矢理取り上げることなどできやしないのだ。

 本書を読むことで、おもしろがってすべきではないことへの分別を再確認したり、霊感体質をどこか羨むような気持ちは消え去った。むしろ、霊感体質よりも直観的なものを研ぎ澄ましていけたら、と思った。

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