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【読書感想】ミュージアムの女

読書
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 タイトルが気になって、「ミュージアムの女」宇佐江みつこ著を読んだ。

 本作品は、 岐阜県美術館のTwitter・Facebook公式アカウントが投稿した四コマ漫画が、各メディアで話題になったことがきっかけで、書籍化したそうだ。良くも悪くも私は、そのことを知らないまま、本作品を読んだけれど、美術館でお見かけする“あの人たち”の仕事のことが描かれていて、純粋に楽しめた。

 美術館や博物館など、展示物を扱う場所で働く人々の仕事というのは、実のところ、よくわからない。本作品を読むことで、美術館で働く人々の業務内容のことを少しばかり知ることができるし、美術館でのルールについても展示物とのことを絡めて描かれていて、とてもわかりやすい。

 本作品では、美術館で働く人々のことのみならず、美術館を訪れる人々のことも描かれているのも読みどころだ。

 また、著者が美術館で働くこととなったきっかけみたいなものも紹介されていて、とても良かった。誰かの仕事であったり、そのきっかけとなったものを見聞きするのは、ちょっと楽しい。

 本作品を読むことで、美術館や博物館へ行く度に、少し気になっていた“あの人たち”のことを知ることができて、どこかの美術館などに訪れる際の楽しみというか参考になった。