シンプルなタイトルが気になり、「ぜんぶ、すてれば」中野善壽著を読んだ。
これまでに在籍した企業では、異例の実績を残し、リタイアしていてもおかしくはない年齢の現在でも働き続けている著者の言葉は、至ってシンプルだ。
著者のように生きていくことはできなくても、参考にしたいことはいくつも見つけられたように思う。
日々の中で、忘れがちなこと、我慢してスルーしてしまいそうなことが、本当はそうじゃないんじゃない?と思い出させてくれるような考え方や行動力について、述べられていた。
本書では、著者を見知った人達から見た著者について記述されているのも、著者の言葉を裏付けるような印象のみならず、著者の人柄を想像するようなエピソードなどもあり、とても良かった。
著者が述べていることは、変化していく時代に適応する力を持っていることがいかに大切かに通じていることが多く、学びがあった。