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【読書感想】北欧こじらせ日記

読書
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 全編オールカラー書き下ろしのコミックエッセイ、「北欧こじらせ日記」週末北欧部chika著を読んだ。


 著者の週末北欧部chikaさんが、フィンランドに出会ったきっかけ、フィンランドへ行こうと決めたエピソードから始まり、就職、転職、いつかフィンランドに移住するために会社員生活の傍ら寿司職人の修行をしていることなどが、chikaさんのかわいらしいイラストで描かれている。

 本書を読んでみると、「マイフィンランドルーティン100」で紹介されていることと重なる部分もあれば、より詳細を描かれているエピソードもある。イラストのほか、写真で紹介されているものもあって、素敵だ。

 「マイフィンランドルーティン100」については、こちら↓

 さて、本書についての話に戻ろう。

 好きなことに”携わる”んじゃなくて、

 好きなことを”守る”強さが欲しい…

「北欧こじらせ日記」本文より抜粋

 この抜粋箇所は、chikaさんが転職をする時の心境を表しているものだ。chikaさんは、就職活動の際も行動力がすごいな、と思ったけれど、転職するきっかけが自己都合ではないとはいえ、自己分析をされた上で次に繋げていこうとする姿勢の背後にある同じ過ちを繰り返さないという気持ちを大切にしていることが伝わってきた。

 chikaさんのエッセイは、かわいいイラストとほっこりエピソードばかりではなくて、生きていく上で大切にしていきたいことがイラストや言葉で表現されているのが、魅力的だ。それに加えて、chikaさんのまわりにはchikaさんを応援している人が多くいることも、chikaさんの人柄によるものだろうことが各エピソードからも伝わってくるようだった。

 「北欧こじらせ日記」を読んでみたら、chikaさんの圧倒的なフィンランド愛が伝わってきたほか、chikaさんの行動力、目標や人生のことなどを考える時間を大切にしていること、年齢を重ねることを価値にしたいという思いなど、真似してみたいことにも出会えた。