スポンサーリンク

【読書感想】書きたい生活

読書
この記事は約2分で読めます。

 「常識のない喫茶店」の続編であり、完結編でもある「書きたい生活」僕のマリ著を読んだ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

書きたい生活 [ 僕のマリ ]
価格:1540円(税込、送料無料) (2023/3/7時点)


 前作「常識のない喫茶店」については、こちら↓

 さて、それでは「書きたい生活」について、述べていきたい。

 本作品では、前作を出版するまでから出版してからのこと、働いていた喫茶店を退職してからのこと、パートナーとの生活や結婚のことなどが綴られている。

 たとえば、何年も働き続けた喫茶店を辞めることについて、ネガティブな気持ちがなかった、というところを読んで、私はこれまでに働いた会社を辞める時、どんな気持ちでいただろう、と思い返してみたりもした。本作品を読んでいると、僕のマリさんが退職後も喫茶店で働いていた時の同僚たちと食事に行ったり、連絡を取り合っていることが語られていて、そういった人間関係を築き、続けていることが羨ましくなった。

 断っても大丈夫という、当たり前のことに気づけなかった。休みを確保するとか、正直に現状を話すとか、そういう自分の守り方がわかるようになった。そして、無理をしても何も生まれないこともわかった。頑張れるなら頑張ったらいいけど、ほどほどでいい。長く続けたいことこそ、そう思うのが大事だった。無理はずっとは続かない。

「書きたい生活」より抜粋

 これを目にした時、いつだったかの私もそうだったことを思い出した。仕事でも、友人関係でも、なんでも頼まれたことを引き受けていると、自分がどんどん苦しくなっていって、視野が狭まったり、良くない状況に陥る。転職を繰り返すうち、いろんな仕事があることを知り、人間関係などの悩みを乗り越えていく中で、私も無理な時は無理だと断るようになったら、だいぶ気が楽になった。

 「書きたい生活」を読んでみたら、本を読むこと、日記を書くことなど、僕のマリさんが大切にしていること、大切にしている人のことが誠実に描かれていた。