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【読書感想】マイフィンランドルーティン100

読書
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 Twitterでフォローしている人が本を出版することになると、とても嬉しい。たとえ顔見知りでなくとも、ツイートされている内容などから伝わってくるような人柄などがあると思う。
週末北欧部chikaさんは、前述のような気持ちや何かが溢れてくるようなツイートをいつも楽しみにしていて、私は、この「マイフィンランドルーティン100」の発売を心待ちにしていた。


 週末北欧部chikaさんは、学生時代にフィンランドを訪れたことをきっかけに10年以上もの間、毎年フィンランドへ通っているという。本書では、フィンランドへ旅するうちにchikaさんのルーティンになった、食べる、飲む、楽しむ、買うをテーマに合わせて100の事柄をかわいいイラストで紹介されている。

 本書を読んでみると、chikaさんの人柄がイラストに添えられた言葉たちからも伝わってくるようだった。ある時は、「ステキ!」だったり、またある時は「良い!」など、素直な気持ちがシンプルに表現されている。

 旅のエッセイとはいえ、楽しいことばかりではなく、悲しい気持ちになった時のことなども描かれていて、気持ちを持ち直していく様子もルーティンに含まれていて良かった。

 chikaさんが紹介されているフィンランドでの過ごし方を読んでいると、映画「かもめ食堂」のことをもれなく思い出すし、その映画に出演され撮影時のことをエッセイとして紹介された片桐はいりさんによる「私のマトカ」の内容が頭の中にちらついた。

 余談ではあるが、私は、フィンランドに行ったことがないけれど、フィンランドを含め北欧の雑貨などが好きだ。いつかフィンランドへ行きたいと思ったまま何年も過ぎている自分の行動力の無さなどは、この際なにも語るまい。

 話は、本書のことに戻すとして、chikaさんのルーティンを読んでいると、自分の日常であるとか、国内旅行でも真似できそうなことがいくつもあった。本書でも、chikaさんが自分の好きな人の好きなことを真似たりしたことがルーティンになったこともあるようだ。その気持ちは、なんとなくわかるし、私もchikaさんを真似たくなっている。

 「マイフィンランドルーティン100」を読んでみたら、chikaさんがフィンランドで出会った人とのやりとり、楽しみにしていることがイラストや言葉から溢れるように伝わってきた。どれも素敵なルーティンで読み終えるのが名残惜しく、続けざまに2度読むほどだった。