発売日を楽しみにしていた、「北欧こじらせ日記 フィンランド1年生編」週末北欧部chika著を読んだ。
本書は、シリーズ3冊目となり、著者である週末北欧部chiakaさんがフィンランド移住をし、とあるレストランで寿司のシェフとして働き始めてからの日々が描かれている。帯に印字されている2コマからもわかるとおり、chikaさんが働いていたレストランが突然の倒産を迎えてからのことも語られている。
chikaさんが念願のフィンランド移住を叶え、それからの暮らしを描いているのを読んでいて、ネガティブな部分を極力描かないのはなんでだろう、と思うことは少なくなかった。けれども、本書を読んでみると、chikaさんが苦手なものなどへの対処を紹介されていて、納得した。
私はネガティブな気持ちになるようなことがあった時に自分の殻に閉じこもらず、chikaさんのようにその原因になるものへの気持ちのあり方だとか、相談すべき人に声をかけたりメールするなど行動することがいかに大切なことであるかを知ることができた。
また、本書では、同僚や上司の言葉であったり、日本で働いていた頃の経験から、chikaさんの働き方の変化も丁寧に描かれていた。
「北欧こじらせ日記 フィンランド1年生編」を読んでみたら、「やってみないと見ることのできなかった」人生の景色について、改めて自分のことを考え、行動してみたくなった。